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Tonio Kreger Thomas Mann

Tonio Kreger

Thomas Mann

Published
ISBN :
Kindle Edition
75 pages
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 About the Book 

長編小説『ブッデンブローク家の人々』を完成した直後、自分が文学者としてどうあるべきか真摯に思い悩んでいたトーマス・マン自身の告白的な作品。名訳の誉れ高い実吉 捷郎(さねよし はやお)さんの訳でお届けします。今回、トーマス・マン作、実吉捷郎(さねよし はやお)訳の「トニオ・クレーゲル」をKindleで再販するにあたり、旧漢字を新漢字に改めました。また、読みやすさを重視するため、原文の格調を壊さない程度に、現代語風に表現を改めた部分があります。読点の位置などは、自然に読めるように工夫しました。More 長編小説『ブッデンブローク家の人々』を完成した直後、自分が文学者としてどうあるべきか真摯に思い悩んでいたトーマス・マン自身の告白的な作品。 名訳の誉れ高い実吉 捷郎(さねよし はやお)さんの訳でお届けします。 今回、トーマス・マン作、実吉捷郎(さねよし はやお)訳の「トニオ・クレーゲル」をKindleで再販するにあたり、旧漢字を新漢字に改めました。また、読みやすさを重視するため、原文の格調を壊さない程度に、現代語風に表現を改めた部分があります。読点の位置などは、自然に読めるように工夫しました。 またカタカナ表記は現代風に改めました。 標題は、現在一般的に使われている「トニオ・クレーゲル」を採用しました。 名訳の誉れ高い実吉捷郎さんの「トニオ・クレーゲル」が、現代の人々の心によみがえることを期待します。  *   *   * 金髪のインゲ。インゲボルグ・ホルム。高く尖って入り組んで、ゴシック風の噴水が立っている、あの市場の傍に住むホルム博士の娘。トニオ・クレーゲルが十六歳になったとき恋したのは、この娘だった…… 僕は二つの世界の間に介在して、そのいずれにも安住していま{